GUIDANCEご案内

~「人生の扉」 案内役・小松則夫より~

 

「人生の扉」とは?

誰かからかけてもらった言葉、夢中になれる何かをみつけたことなど思いがけない小さな出来事が、あとから振り返ると、人生を大きく変えていくきっかけになった。――そんな経験は、誰にでもあるのではないでしょうか?
それは「人生の扉」であり、その「扉」が開く前と後には、いろいろな人や出来事との出会いがあります。私自身の人生を振り返ってみても、医師を志したとき、血液学の道を選んだとき、そして大学の教授職を退官後、創立まもない製薬企業であるファーマエッセンシアジャパンに入社したとき、それぞれの「扉」の前後には大切な出会いがありました。
現在、日本の血液学の領域をリードしているエキスパートの先生方にも、同じように人生の岐路においてさまざまな「扉」があったはずです。そこでの出会い・出来事や考え方をお聞きすることで、エキスパートの先生方の人となりを知るだけでなく、血液学の未来につながる貴重なヒントが得られるのではないか――。
との思いから、この対談企画「人生の扉」が生まれました。

血液学の明日を担う若手医師の皆様へ、いま伝えたいこと

血液、特に造血器腫瘍の領域は、多くの新規薬剤の登場や移植療法の進歩によって、日々進化し続けています。これらの進化の礎を築いたエキスパート達の偉業には、多くの場で触れる機会があるでしょう。
しかし偉業の背景には、実は多くの挫折や失敗も存在しています。そのような、あまり語られることのない側面についてのエピソードも、本プログラムでは詳しくお聞きしていきたいと思います。
失敗を失敗として終わらせず、新たな「扉」を開き、どのように素晴らしい成果を生み出していったのか、そして、血液学のさらなる進化に向けて、現在どのような研究に取り組まれているのかについてエキスパートご自身の言葉で語っていただきます。血液学の明日を担う若い先生方に、失敗を恐れずチャレンジする大切さや、未来の診療につながる研究の醍醐味をお伝えできたら大変うれしく思います。

小松 則夫

ファーマエッセンシアジャパン株式会社代表取締役会長
順天堂大学医学部内科学血液学講座特任教授

1955年生まれ茨城県石岡市出身。
1981年3月に新潟大学医学部卒業後、自治医科大学血液科病院助手を経て、
1990年3月よりニューヨーク血液センター留学。
1992年10月より自治医科大学内科学講座血液学部門(旧血液科)講師、助教授を経て、
2004年10月に山梨大学医学部血液内科教授に就任。
2009年8月より順天堂大学医学部内科学血液学講座主任教授(~2021年3月)。
2012年10月より日本血液学会機関誌「臨床血液」編集委員長(~2020年10月)
骨髄増殖性腫瘍(MPN)に関わる研究で2019年度第56回ベルツ賞、
2020年度第9回日本血液学会賞を受賞。2021年4月より現職。

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